「ぼたんそば」は道内で古くから作付けされていた品種ですが、背が高くて倒れやすく栽培が難しい、収量が少ないなどの理由から、その改良種である「キタワセソバ」が主流となりました。現在では北海道産そばの9割近くが「キタワセソバ」で占められています。
「ぼたんそば」はその他のわずか1割ほどで、とても希少なため「幻のそば」と呼ばれております。甘みが強く、香りがとても良いのが「ぼたんそば」の特徴です。そんな希少な「ぼたんそば」を使って信州で美味しく作り上げました。
北海道は全国の3割を生産する国内有数のそば産地です。そこで今では幻の品種となりつつある在来種が「ぼたんそば」をつくり続けているのが有限会社井上農産さんです。甘みが強く、香りの良いこのそばをもっともっと作って欲しいという声も多いのですが、収穫時にそばの実が地面に落ちやすい品種のため、せっかくの苦労も水の泡になってしますことも少なくありません。まさに農家泣かせの品種「ぼたんそば」の生産量が増えないのはそんな理由から。けれど、ひとりでも多くの人においしいそばを食べてほしいと井上農産の社長は今年もぼたんそばを作ります。
甘みが強く、香りの良い井上農産さんが作った幻の「ぼたんそば」を、北海道産の小麦粉とブレンド。風味の良い8割そばにしています。製麺所近くを流れる八ヶ岳源流の千曲川の伏流水をくみ上げ、最新のろ過システムで軟水に調整。良質な水を使用することで、「そばの香りとコシ」を楽しんでいただける麺に仕上げ、甘めのつゆと一緒にお届けします。